10月30日。
もうコンクールが始まってしまうので、この日は朝から夜まで手一杯でした。時差で睡眠不足。身体が重いのは、いきなり寒いドイツの気候のせいかもしれません。
会場の空気も、前夜のオープニングとはまるで違う。
部門ごとに会場が違うので、目的の会場に向かうまでがどうもそわそわ。やっと会場に到着です。

だんだん人が集まってきます。
ステージばかり見ていたら、後ろから声をかけられました。
あら!ソウル大会で会った人たち。私は思わず黄色い悲鳴をあげてしまった。
向こうが「覚えてる?」と聞く。
国が違っても、言葉が違っても、こういう再会の瞬間は、なんとも言えない喜びでいっぱいになる。
コンクールが始まると、会場は一気に静まり返って、みんな聴き入る。
終わるたびに歓声と拍手。すごい演奏が続いていきました。
私の前にはちょうど休憩が入りました。
ステージに出る前、端でストレッチをしたり、会場をぐるっと眺めたり。落ち着こうとして、目に入るものを写真に撮ってみたり。
そしてコンクール再開。
私はただ、自分の音に集中することだけを考えました。

HITOCO