頸髄症(頚椎症性脊髄症)と診断されて…

振り返ると信じられない。数ヶ月前である。

調子が良くなるもクソも四月中旬のライヴに向けて練習を必死にやって時間は過ぎっていったが……….その時の日記にはこう書いてあった。


2月10日

利き手の右手が麻痺している。四肢に力が入らない。

ペンや箸は握るのがやっとだ。ハーモニカも握っていられない。

それでも不自由の中にも自由がある。そして今日はちょっと気持ちが明るい。

 

それはこの現代の目ざましい発展のおかげだと感謝しながら

私は不自由ながらもiPhoneの画面を軽くタップか音声入力で、

なんなく自分の今考えてる事を書き留める。

 

幸い、四肢の麻痺や痺れ、痛み..痛みはさほど強くはない。ベットに横になってSNSを通じてチャットができる。投稿できる。

ネットショッピングにネットビデオ。

寝ながらにしてなんて多くの事ができるのだろうなあ。

気持ちが塞ぎこんでしまうことはない。

 

ノロノロと踊る指先が選んだのはToots Thielemans の軽やかな調べ。

むしろこんな身体なのに色々な事が出来る自分に誇らしく感じる。

文字を打つ指の入力は遅いが時間制限もない。

しかし…ご隠居生活?なんて今時ないっしょ!!!

 

ゆっくりと時間が過ぎていく。

私は元旦から一日の大半を椅子に座っているか横になっているかで過ごしていた。元旦くらいはハーモニカの練習をちょっと休んだのだ。アマゾンprime会員にはなっていても見る暇もなかったprimeビデオを6時間見続けた。

ふと椅子から立ち上がろうとしたら立てない。

真っ青!!!動いたら激痛。

ギックリ腰だ!?

数日後、

病院の整形外科で診察されたがギックリ腰かはわからない。レントゲン、MRIを撮った。軟骨がすり減っていて脊髄を圧迫している箇所もあると言う。

ほんと?

とにかくあまり動かないようにと言われた。

腰の激痛で病院に行ったはずが、次第に四肢の麻痺していった….

いったいこれはどう言う事?

でもなんとかなるだろう…………….

 

ベットに横になってだんだん眠くなる。虚ろな安堵。

毛布にしっかりとくるまりながら生まれる前に戻ったかのようだ。

母胎の中で羊水に浮かんでいるってこんな感じなのであろうか。

 


この後、脊椎専門病院に紹介状を書いてもらい、専門医の診断を受けた。

で…

「全ての症状はさておいて貴女は手術を受けないし、病気ではない。!この病院に来る必要はない、帰りなさい」と。

つまり……結果的には

私は単なるギックリ腰

そして症状は長期間動けなかったことにより筋膜が硬くなってしまい

身体が麻痺してゆくと言う経過を辿ってしまったのだ。

その後も大変だった。

筋肉はすっかり衰えている。

足の裏は赤ちゃんみたいに柔らかくなり、ちょっと歩くだけで痛い。

私はまだ不自由であった体を鞭打ち、

スポーツ整体のストレッチで筋膜を緩めてもらう治療(本当は治療といってはいけないのだが)を受けたのであった。

筋力は落ちてしまい、まだまだふらつくものの

また元の元気な体と気持ちに戻り

無事ホテルライブに臨む事ができたのであった。

全く今年はいろいろな事が起こる予感がする。

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