初投稿というのは、なんとも緊張するものだ。
ホームページを作りたいなと思っていたら、
なんと偶然、すごいブロガーさんと知り合ってしまい、
あれよあれよという間に、ブログの世界へと背中を押されることになった。
しかも今夜はちょっと酔っ払っている。
……甘酒と日本酒の不思議な実験のせいだろうか。
気がつけば、キーボードを前にしてふわふわと書きはじめていた。
どですかでん。
な、なんという恐ろしいことだ!
私の生まれて初めて観た映画は、黒澤明監督の「どですかでん」だった。
まだ小学生低学年の私は、内容なんてまったくわからなかった。
小さな寂れた映画館でその作品が上映されているのを知った親が、たまたま観に行くという。
映画といえば東映まんがまつりのドラえもんしか知らなかった私は、とにかく「行ってみたい!」とせがんだ。
どうぞ、映画に連れていってくださいまし…!
親は「まあ寝てればいいんじゃない?」という気持ちだったのか、渋々ながらも、私を初めて映画館に連れて行ってくれた。
——が、その映画は…ちんぷんかんぷんだった。
へんな子が、「どですかでん、どですかでん」と繰り返しながら、空想の中でベルサイユ宮殿のようなものを思い描いて走っていく…。
私の記憶に残っているのは、ただそれだけ。
観終わっても、やっぱり内容なんてわからなかった。
そして私は、映画が嫌いになった。
実は、私の家では東映まんがまつりのような作品は“ダメ”だった。
親の趣味で、選ばれるのはいつも文学や芸術系の難しい映画ばかり。
だから私は、映画嫌いになったのだ。
さらにその後に連れて行かれたのは…演劇。
演目は「蒼き狼」——チンギス・ハーンの物語だった。
これもまた、幼い私には難解で、正直つらかった。
なぜこんなことを今、思い出しているんだろう?
バラエティ番組でGACKT様を観ながら、
サンバのリズムを耳にしながら、
今日は吹けない.......
でも、思い出と音と一緒にこうして生きてる。
それが、たぶん私にとっての——ハーモニカのある生活なのだ。
たぶん、甘酒を日本酒に溶かしてみるという謎の実験をして、
その結果、少し酔っているせいだろうか?
それとも、支離滅裂な“どですかでん”的散文を書いているからだろうか?
でも、めちゃくちゃだっていいじゃないか。
生きてるって、素晴らしい。