🌸 やさしい音とことばを、あなたの毎日に 🌿

2025年版|初心者にも優しいクロマチックハーモニカ入門と私の愛用品

 

クロマチックハーモニカをこれから始めるあなたへ

2025年6月 加筆

このページをご覧くださっているということは、「クロマチックハーモニカって、どんなもの?」と興味を持たれている方だと思います。ここでは、私自身の経験をもとに、はじめての方にも参考になるような情報をまとめました。

あくまで私個人の好みと経験に基づくものですが、どなたかの道しるべになれば幸いです。

※パッカー奏法(ハーモニカを吹く時息を細くおくり、音を出す方法)で吹いています。


■ 私が使っているハーモニカ:CREMONAに関して

私は音に対してとてもこだわりがあるため、最終的にCREMONA工房でオーダーメイドしたハーモニカを使い始めました(2025年6月現在)。クレモナの音が好きだなぁ——と思い、選んだのでした。

しっかりとした作りで、吹きこなすまでに半年〜1年かかるとも言われています。パッカー奏法だけだと良さが活かしきれないのです。

まだ速く吹くと思うように音が出ないことに歯がゆさを感じますが、「ハーモニカと共に成長する」気持ちで、今も初心者のようなに練習を重ねています。

ハーモニカに夢中になりここまでこだわってしましました。

 

漱玉--クレモナハーモニカ

 


■ 市販品でおすすめのハーモニカ(初心者〜上級者向け)

クロマチックハーモニカは価格帯も幅広く、1万円〜10万円ほどを目安に考えるてみました。以下は、私が実際に使用してきたハーモニカたちです。


HOHNER(ホーナー)社製

  • SUPER 64 / SUPER 64X(旧モデル)
    現在は廃盤ですが、もし中古で手に入ればラッキー。滑らかで表現力豊かな音。

 

 

  • Chromonica 280
    現行品ではコストパフォーマンスの良いモデルです。
    速いフレーズや、ベンドを効かせた演奏も可能。4オクターブで表現の幅も広いです。

 

 

 

🔸 メリットまとめ:
・軽やかで多彩な表現が可能
・メンテナンスしやすい
・ベンド奏法に向いている
・4オクターブで曲の幅が広がる

私はいまだに旧Super 64xが好きでついこればかりを使ってしまいます。それでは、こればかりに負担がかかりすぎるので、労わるつもりもあり、ハーモニカの併用を考えるようになりました。☺️💗


SUZUKI(スズキ)社製

  • SIRIUS(シリウス)
    しっかりしたパワーと、凛とした音。やや重めで、初心者には少し音が出しにくいかもしれません。それから木製のカバー(胡桃材)のもあります。
  • CHROMATIX(SCX-64)
    軽くて、初心者にも扱いやすいモデル。コスパいいです。

 

 

 

 

🔸 私の印象:
・シリウスは迫力と繊細さを兼ね備えた音。
・SCXはコスパも良く、初めての一本としてとてもおすすめです。

■ 初心者には3オクターブモデルがすすめられる理由

よく楽器店などでは、初心者向けに SCX-48 や Discovery-48(ともに3オクターブモデル)がすすめられることがあります。

これは一理あって、4オクターブ(64音)モデルに比べて、3オクターブ(48音)モデルのほうが構造がコンパクトで息が通りやすく、初心者には扱いやすいという特徴があるからです。

音域が1オクターブ狭いぶん、本体も軽く、息の反応も良いため、最初の練習にはぴったりなこともあります。

(私自身は今は SCX-64 を使っていますが、はじめの一本として48音を選ぶのも良い選択だと思います。)

■Easttopのラプソディー、今は“おためし中”ですが…

Easttopのラプソディー、今は“おためし中”ですが…

Easttopの「ラプソディー」

それから最近、Easttopの「ラプソディー」というモデルも試しています。
音色がとても明るくてきれいで、やさしく吹いたときの反応もよく、最初の印象はとても好感を持っています。

ただ、テンポの速い曲や細かい表現にどのくらいついてこれるかは、もう少し吹き込んでみてから…という感じです。
まだ「おためし中」ではありますが、これからゆっくり使っていくのが楽しみな一本です。

 


■ ハーモニカは「軽さ」が大事?

私の師・徳永延生先生は、「ハーモニカは軽ければ軽いほど良い」とおっしゃっています。実際に演奏してみると、軽いハーモニカの方が繊細な速い表現がしやすいと感じます。それは自分がパッカー奏法(穴に息を細く送る吹き方)だからです。

演奏する内容や曲調によっては、ずっしりと重みのあるハーモニカがある。ここでは紹介を割愛いたしますが、タンブロ奏法だと吹き方が違うから店頭で手に取って試奏して音が出にくい?なんて感じたらタンブロ設計なのかなと思っています。

しかし、軽やかに吹く日もあれば、落ち着いて重厚な音を出したい日もある。ハーモニカはそんな気分や演奏スタイルに合わせて変えるのがいいと思います。

 

 


■ 初めての一本、どう選ぶ?

最初に納得して選んだハーモニカがあると、練習のモチベーションが全然違ってきます。たとえ上手く吹けない日があっても、「これは自分の技術の問題。練習すればきっと上達する」と思えることが大切です。


■ いくつも欲しくなる理由

私自身も、曲の雰囲気や演奏したいスタイルに合わせて、いくつかのハーモニカを使い分けています。同じメーカー・同じモデルでも、1本ごとに個性があることに気づくでしょう。

それでも最初は、まず1本をとことん使い込んでみることをおすすめします。その楽器との対話の中で、自分のスタイルが育っていくのだと思います。


■ 最後に

ここに書いた内容は、私の経験と偏愛のかたまりですが(笑)、クロマチックハーモニカの世界は本当に奥深くて楽しいです。

もし何かご質問などあれば、お気軽にコメントなどでお寄せくださいね。少しずつ情報も変化していくので、また新しい気づきがあれば追記していきます。

 

この記事は当初から考えると、ずいぶんと内容が変わったと思います。それでも、一貫して1番初めにハーモニカを吹き出したときに、感じた事は今も焼き付いています。皆様のハーモニカ選ぶに、少しでもお役に立てれば幸いです。☺️

 

HITOCO.

 

-今日のハーモニカ
-, , , , , , , , , , , , , , , , ,