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70歳を過ぎても遅くない ― 楽器が脳と心を育て続ける理由

楽器練習は、人生後半の心と脳を支えてくれる。

日本経済新聞の2026/6/4の会員限定記事のなかに、楽器練習が認知機能の維持に役立つ可能性についての記事が掲載されていました。

記事では、70歳以上になってから楽器を始めても、認知機能や脳の働きに良い影響が期待できるという研究が紹介されていました。

とても嬉しくなる内容でした。

年齢を重ねると、物忘れや集中力の低下、今しようとしていたことを忘れてしまうような感覚が増えてくることがあります。

けれども、脳は年齢を重ねても、刺激を受けながら変化し続ける力を持っているそうです。

その中でも楽器練習は、ただ指を動かすだけではありません。

 

楽譜を読む。

音を聴く。

息を使う。

指を動かす。

次の音を予測する。

間違えたら、自分の耳で気づいて修正する。

さらに、人と一緒に演奏するときには、相手の音を聴きながら、自分の音を合わせていく必要があります。

つまり楽器演奏は、脳と身体と感覚を同時に使う、とても総合的な活動なのだと思います。

(^^;;イベントのために書き出していた楽譜

 

鍵盤ハーモニカを使った高齢者の研究も紹介

鍵盤ハーモニカと言ったらハーモニカの親戚です。楽器を習ったことのない方々が、一定期間レッスンを受け、練習を続けたところ、記憶やワーキングメモリに関わる力の維持が見られたそうです。

 

ワーキングメモリとは、今していることを一時的に覚えながら、次の行動につなげていく力です。

音楽で言えば、今吹いている音を感じながら、次の音、次のフレーズ、息の流れを考えていく力にも近いものがあると思います。

 

クロマチックハーモニカも、まさにそのような楽器です。

息の強さ、音色、舌や口の中の使い方、スライド操作、指の動き、そして耳。

小さな楽器ですが、実際には全身を使って演奏しています。

一音をきれいに出すだけでも、身体の感覚と集中力が必要です。

さらに曲を演奏するとなると、メロディを覚え、呼吸を考え、音程を聴き、感情を込めていくことになります。

 

楽器練習は、若い人だけのものではありません。

むしろ人生後半だからこそ、音楽と向き合う時間は、心にも身体にも深い意味を持つのではないかと感じます。

上手になることだけが目的ではなく、日々の中で音を出し、自分の呼吸を感じ、自分の心を整えていく。

その積み重ねが、結果として脳にも良い刺激になっていくのかもしれません。

 

私自身も、クロマチックハーモニカを通して、音楽が人の心と身体に与える力を日々感じています。

楽器は、年齢を重ねても始められる!

そして、続けることで自分自身を支えてくれる!

この記事を読んで、あらためてそのことを強く感じました。

 

下の写真、ちょっとなんとはなしにピックアップしたものですが人生半分?多分(^^;;は歩いてきた国内外のハーモニカを元気に演奏していらっしゃる方々です。皆イキイキしていてお年は感じません。

 

これからも、クロマチックハーモニカを通して、音楽の楽しさと、心と身体にやさしい時間をお届けしていきたいと思います。

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