ウーゴ・ディアス由来アルゼンチンハーモニカ /音色・特徴 1

ハーモニカ1

情熱のハーモニカHugo Diazに続くアルゼンチンのハーモニカ奏奏者達がいます。彼等の音色は大変エモーショナルで人の心に訴えてきます。

今日はアルゼンチンハーモニカの音色そんなアルゼンチンハーモニカの元祖ウーゴ・ディアスの音色に注目してみましょう。

 

日本で良く聞くアルゼンチンの曲といえばタンゴがまっ先に頭に浮かびませんか?

するとバンドネオンやアコーディオンのようにハーモニカよりややダイナミックな旋律が脳裏に浮かぶと思います。

 

今日はまずイメージに上がるバンドネオンと間違えてしまうような音色についてお話しします。

 

以前日本でも情熱のハーモニカ奏者として日本の会社からCDやレコードが販売されたことがありますが、随分と昔のことになります。2枚ばかりCDをオークションでいくつか落札したりしてみました。

下写真1987年にVictorから発売されたもので、タンゴ特集のもので大変日本人好みの音使いのものばかりではないかなあと感じます。この記事を書きながら聴いていますが、Apple music などの音楽配信やYouTubeで発見できるものはタンゴがメインです。日本ではFOLKORE(フォルクローレ)はあまり馴染みがないかもしれません。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

下のYouTubeのリンクで聴いてみましょう。色々なウーゴ・ディアスを発見するでしょう。

 

下の動画はちょっと刺激的ですがアルゼンチンタンゴの踊りがDiazの調べとともに見ることができます。この情熱的な踊りにハーモニカが合うでしょう?!

 

オクターブ奏法を自由に操ることで音がとてもふくよかで華やかです。メリハリのある踊りと共にエモーショナルな表現ができるのです。

…ねえ、こんな学童用からこんな高度なところまでハーモニカは楽器の中では大変安価であるのにできるのですよ。

蛇腹の空気の送りと音の具合には若干の遅れるたり、咳き込むようなヴィブラートがあったり、よーく何十回も聴いて分析していますとオクターブ奏法のバリエーションがたくさんあるのです。

 

オクターブ音に微妙な遅れなんかは、小洒落て意識的に表現されていますね。

アルゼンチンオクターブ奏法は大変息を多く使うのと、口のサイズは..大きいに越した事はありません😅何しろこのオクターブ演奏は曲の初めから最後までずっとのものもあるからです。先程申しました。まるでバンドネオンかアコーデオンのよう。以前申しましたが…だからアコーデオン奏法って言った方がわかりやすいんじゃないの?って思ってしまうのです。

 

アコーデオンのような音使いが…ただ聴いているだけではディアスのあの不思議な音色が分析しきれないのですね。そんな時にアルゼンチンハーモニカ奏者

Santiago Alvarezが偶然に私に声をかけてくれたのです。好奇心旺盛な私の興味に色々と答えてくださいました。

「Hitoko 、君はこのハーモニカに興味があるの?」と。彼の講義を、初め欧米の生徒とともに聴講しましたが深夜2,3時で身がもたない!と思いました。しかも真夜中にハーモニカを吹いて良い環境ではない故、後に彼から個人的にこの講義をしてもらうこととなりウーゴ・ディアスの音の解明ができました。ああ凄いなあ..神技だなあと唾を飛ばす代わりに感心のため息です。

 

さて、イメージをしやすいようにこのアルゼンチンハーモニカのオクターブ奏法をアコーディオン奏法と言わせてください。

 

 

 

 

 

 

ディレイオクターブはアコーディオンで音を出す時の音の遅れを表現します。

 

アコーディオンの歯切れの良い音は鍵盤ではリバーブがかからないので起こりますね。それはハーモニカでは実際にハーモニカから口を離してしまうから可能なのです。ここは奏者にはキツイところです。連続した音の中で音を中断するのですから。

 

 ディアスのガーグル奏法は絞り出すように嘔吐く(えずく)ように出されています。(実際吐くわけではないが、喉に随分と負担がかかります。)私など未熟ゆえに炎症が治まらなくなって耳鼻科に行く始末でした。——この練習をしていると喉奥がまるで焼けるようであまり刺激を与えすぎ癌でもできたらどうしよう….とだんだん心配になってきました。無理にやろうとするとこうなるのでおすすめ致しません。これには十分な首肩辺りの筋肉の柔軟性も必要があるでしょう。出ないと余計な力が入ってしまうからです。

それからハーモニカを長時間咥えていて喉からも音を出すという事態、普段の状態とは違うので、根本的にディアスはハーモニカ演奏では喉の酷使がすごかったんじゃないかな?と考えました。

 

 ディアスほどのガーガー音は彼由来の奏者たちは、今や、やっていないように思います….😊💦あと唾も飛ぶし💦

横隔膜からの横隔膜ヴィブラート。横隔膜は筋肉なのでこの筋肉を使って、どちらかというと腹の底からというイメージの呼気の排出。喉を通るので色々とミックスされ作り出される音が横隔膜ヴィブラートだとはちょっと説明しにくいです。

ハンドヴィブラートのはっきりとしたヴィブラートが聴こえますね。

 

タングブロック(舌で穴を塞ぐ)奏法とパッカー(口を窄めて蝋燭を吹き消すように音を出す)のミックス。

 

これらが融合されてタンゴを始めとするアルゼンチンハーモニカの演奏ができているのです。さて、今回はこのぐらいにいたしましょう。ウーゴ・ディアスの演奏を楽しんでください。

 

馴染みのない曲がいっぱい出てくると思います。ディアスの吹くハーモニカはアルゼンチンのフォルクローレ(ラテンアメリカの民族音楽例えばコンドルは飛んでいくこのような曲)やタンゴです。ジャズも演奏をしてはいますがそんなに多くはありません。

優しさと切なさ…泣きたくなってしまうような調べを

激しい感情をどこへぶつけたら良いのか….

これらを聴いているとそんなことを考えてしまいます。

 

 

HITOCO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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