目次
【感動のFIH リハ,ライブそして次の日1】
今回のグランプリ、デュオの演奏などハモ友の活躍にもう感動でした。
大阪のハモ友Sさんはクラシック部門で『雅』師匠の徳永先生の創作クラシック曲を演奏してグランプリ受賞。彼女がどれほど打ち込んだかも知っていたので受賞では自分の事のように嬉し泣きしてしまいました。台風の影響で新幹線が午前中東京名古屋間で不通、その中でやっと辿り着いての演奏!どんなに精神的ダメージがあったでしょう。
ジャズポップスでは東京のハモ友Mさんがタンゴポアクロードで3位入賞果たし嬉しかったです。この曲も徳永先生がアレンジなさった曲でこの曲を初めて書きおろした時、私は側でレッスンを受けていた頃。ちょうどドイツのハーモニカワールドフェスティバルセレモニーで聴いた曲だったので盛り上がったのを思いだします。彼が始めた時から頑張りも知っていたので本当やったね!と微笑しく思いました。
私の今回の感動の曲をあえて言わせていただきます。
実は雅とチュゴイネルワイゼン,月光。
『月光』は審査員ピアニストで作曲家の美野春樹先生の作品です。
崎元讓先生と美野先生は共に何十年も活動をなさっています。崎元先生はそのお二人半生のお話をなさいました。
その話が自分のここ十余年の家族に降りかかった災難,困難を乗り越えようと七転び八起きを見,側で支えてきた事やあの子のさらなる試練を思い食い縛って耐えていたストッパーがはずれ涙が止まらなくなってしまいました。
ここで演奏する曲すら普段は演奏する事のない16ビート,ファンクでのsummer timeにしたのになんで仮面をはがさせるようなことをするの?バラードでは心が震えてしまうので、とんでもない活気のあるリズムのアレンジを作ったのでした。
となりに座っていたSさんが気づいてずっと肩をさすってくれていました。ありがとうね、ありがとうねと心から思うのでした。
【感動のFIH リハ,ライブそして次の日2】
まず最初に6/3天気も大変な中応援に来てくれた皆様、改めてほんとにどうもありがとうございました✨😊
授賞式の時の審査員の先生方の演奏の時に緊張の糸がきれ抑えていたものが溢れだし、多くの方とお話することができなくなっていました。
次の日もメッセージやお電話をいただきありがとうございました✨😊💗
何時もと違う演奏をしたことでガッカリされた方もいらっしゃったかも知れません。そうでしたら申し訳なかったです。
限られた時間の中、表現したかった予定のバラードを中止しあのスタイルにしたのでした。そしてライブでやっているように全身でって。
もう予選通過した後先生にお話してみると、自分の表現でやってみなさいと言って下さいました。ハモ友さん達もそう後押ししてくれたので自然にやってみました。
バレエなど言葉があるわけではないものは全身で表現しますし、私をよく知っている方たちは、全身を使ってハーモニカを吹いていることや私の性格を知っています。だからあれは自然なんです。昔徳永先生に曲をみていただいてる時も、椅子に座っていても汗だくになるほどでした。私はハーモニカを吹くのに凄いエネルギーを使いへとへとになります。
さて、オペラボギーとベスの中で
I wants to stay with you …で離れて暮らす家族にいてもらいたいをいい、
Summer time では貧しいながらも楽しく生活して幸せを歌っています。
短調で感傷的になるまいとあの曲調選びになりました。😊
16ビートで生活に活気をと意識しました。演奏が始まりだんだんと吹き込んで慣れてくると演奏中光の滑り台を音が滑りだす感覚に囚われ、ここで止まるんだとか、音と戯れてる感覚に陥り気がつくと終わっていました。
でも、普段しない演奏タイプのリズム
大丈夫かな?しかしこの舞台でそれを披露してもよいから私はいるんだ。頑張ろうと思いました。
私は自分の思った通りの表現がコンクールに通用しないだろうことを知っています。コンクールにはコンクールに受かりやすい曲があるでしょう?それから、どうしても体を動かしながら演奏するのはマイナスでしょうか?
しかし一次審査ではあのステージに残り選ばれたので演奏できたのです。
力いっぱい演奏でき、よかったです。
親睦会そして音楽表現談義
親睦会の時、私はちょっと嬉しいお話をききました。
ハーモニカ奏者のリーオスカーって人は、オンリーワンだからいいのですって。
それは私にとってとても嬉しいお話でした。やはりみんなと違う演奏になってしまってることとか、気になることもあります。親睦会中は色々動揺がありあまり多くの人とお話しができなかったのです。
そうか、後でリーオスカーについて調べてみようと思うのでした。
(調べたら…励まして下さった内容を発見し嬉しくなりました。お話しして下さったトンボの真野氏のコラムでございました😊)
今回のFIHイベントは随分と気持ちに切り替えができないような状況でした。
次の日、全てが無事終わっていましたが、気持ちと言うのはまだまだ続いています。メッセージやら電話やら、演奏の賛否両論を聞いて、ちょっと動揺している。私を気遣って友達は1日帰るの延期してそばについていてくれました。近くに宿をとってくれ、私たちは8時間もハーモニカ、音楽の話、音楽にまつわる思い出を話していました。
音楽と言うのは自由、何にも気兼ねする事は無い。
それには、余計なうんちくはいらない。有名であろうとなかろうと、若かろうが年老いて言いようが、金持ちであろうがなかろうが、いいものはいいよねって言える、聴いてみようって思えるのがいいよねと私達は笑いあいました。
ようやく普通の生活に戻りそうです。
HITOCO